山行日記に戻る

甲斐駒ヶ岳(黒戸尾根)



日本三大急登のうちの一カ所「黒戸尾根」。
富士山登山時に友人に「黒戸尾根は絶対行くべき!!」という声から、割とすぐ行くことになってしまいました。
地図を買い、コースタイムを見た時。
これ一日で往復するって、とんでもないでしょ。
そう、当初は一日で往復して帰ってくるつもりでしたが・・・?
向かう先は、山梨県の小淵沢。早朝から登るには茨城を夜11時くらいには出ないといけないので・・・
妻と、陸上仲間の渡辺さんとの3人で高速に乗り、夜10時出発で山梨へ向かう事に。
中央道は勝沼の当たりの夜景が結構綺麗。
高速に乗る前にコンビニに行くわけですが。
最初の段階では「日帰り」を予定していたんですがね・・・
「スータローさん、ビールは買っていかないんですか?」
という、渡辺さんの声。おお・・・こりゃ泊りにしちゃって途中の山小屋で飲んだらどれほど最高だろう・・・
はい。山小屋泊に変更。でも、これで正解だったと後で気づく。
飲料が多すぎたために、ザック重量がとんでもない事になり・・・約20kgは軽くあったでしょうか・・・?
今思うと、いくら泊りとはいえ、よくあんなに担いで往復できたと思います・・・
小淵沢インターを降り、国道20号線を東京方面にしばらく走ると、登山口である「竹宇駒ヶ岳神社」方面への道が少々分かりづらい・・・
目印は国道20号沿いにある「道の駅白州」を右に曲がり、「白州中学校」から「駒ヶ岳神社」の道標どうりに進み
集落を抜けて行くと見つかります。
行かれる方は、カーナビの設定はきちんと行ってから行った方が良いですね。
我々は当時カーナビが無かったので、苦戦しました。

無事登山口である「竹宇駒ヶ岳神社」に到着し、朝4時くらいに出発。星が凄く綺麗!!!
ただ、まだ夜明け前ですが、吊橋を渡る時の川の流れの音がちょっと怖い・・・結構勢いあるので・・・。
鳳凰三山
淡々と登ること2時間。ようやく朝らしくなり。
左手に鳳凰三山を望めるようになりました。
わりとオベリスクの形がはっきり見えるんですよね。
笹ノ平分岐
横手駒ヶ岳神社からの合流である「笹ノ平」到着。
ここまででも結構歩いているのですが(筑波山神社〜山頂よりちょっと距離ある)、大抵の人はまずこの道標で嘆くと思います。
ここまで淡々と歩いて来て。
「甲斐駒ヶ岳 7時間」
「甲斐駒ヶ岳 7時間」
「甲斐駒ヶ岳 7時間」
な・な・ななじかん〜!!!???
サイダーで談笑
そういうわけで、泊りになっちゃったし談笑しながらゆっくり登山です。
談合坂サービスエリアで買った「静岡茶サイダー」を飲んで回復?
一般登山客があまりいないんですが、トレランの方は多いですね。
刃渡り
危険マークのついていた「刃渡り」です。
鎖がきちんとついているので案外そうでもないのですが、油断したりふざけたりして歩くと、両側は落ちているので滑落する可能性も?
下手に滑落したら助からないと思った方が良いでしょう。
七丈小屋
昼前に七丈小屋到着。
一度山頂に向かうために、ちょっと休憩します。
登山道でビールが冷やされていました。
あれ?高速乗る前にビール買っちゃったけど(500ml×2本)・・・?
ま、節約(平地だと価格は2分の一なんで・・・)と筋トレ代わりってことで・・・?
八ヶ岳
小屋からしばらく歩くと徐々に展望が開けてきます。
この日は秋晴れで、向かい側の八ヶ岳がよく見えました。
山頂を望む
あとちょっとで山頂!!
山の形に見覚えある方もいらっしゃるかとは思いますが。
甲斐駒ヶ岳は「南アルプスの天然水」のモデルになってる山です。
形も雄壮で・・・。
麓にサントリー白州工場もあります。
剣が刺さっている。
黒戸尾根を歩かれると、この山がいかに信仰の山なんだなというのが分かると思います。
登山道もかなり昔からあるようで・・・祠がとにかく多い。
なぜ岩に剣が刺さっているのは不明ですが、かっこいいですね。
岩稜
山頂近くなると、こういう光景が増えてきます。
周囲の景色が凄くよく見えて最高のスポットです。
山頂到着
昼過ぎに山頂に到着しました。
朝4時過ぎに登山口を出発して、昼12時半に到着。
大体8時間です。
北岳、仙丈ヶ岳、鳳凰三山、富士山、八ヶ岳、北アルプス・・・周囲は山です。
ちなみに道標にある鋸岳は、一般登山道ではありません。
遠くに富士山
山頂の道標の向こうに富士山。
北岳と富士山
日本最高と日本二位の標高の山が並びました。富士山と北岳。
15時過ぎに「七丈小屋」に到着。
写真撮り忘れましたが、すごく良い山小屋です。
かなり小さく、30人も入るといっぱいいっぱいになってしまいますが、立地が良いですね。
夕食を予約すると、お節みたいな弁当が出てくるみたいで・・・。
我々は自炊でしたが、夕食予約すれば良かったってくらい豪華。
夕方、庭で飲んだビールは最高でした。
数本、山小屋で調達しましたけどね(笑)

翌朝、5時過ぎに竹宇駒ヶ岳神社に向けて下山出発です。
笹ノ平
帰りの笹ノ平。ここまで来たら余裕すら感じる?
尾白川渓谷
で、昼前に下山完了。
登山開始時は真っ暗だったために良く分かりませんでしたが、凄く綺麗な警告です。
水が冷たい!!
というわけで、日帰り改め1泊2日の黒戸尾根は終了。
予想外のザック重量と往復16km&標高差2300m以上のおかげで、翌日からしばらく筋肉痛が激しかったですね(笑)
まず・・・「手っ取り早く甲斐駒ヶ岳に登りたい!!」という方は、アクセスはちょっと大変ですが、
北沢峠から登ると割と早く到着できます。
黒戸尾根は車で登山口へ行くのは楽なんですが(駐車場はちょっと分かりづらいですが)、行動時間の差が凄い(笑)
ただ、空いてます。快適です。緑も多いかと思えば、森林限界からの景色も最高。歴史もある。
しかし、空いている理由は簡単。
標高差2300m以上。登りの行動時間約9時間。
「体力が必要!!」と、雑誌にも載る事が多い黒戸尾根ですが、やっぱり体力はいるかと思います。
もし行かれる方がいましたら、富士山の御殿場口コースをやってれば安心はできるかな・・・?
でも。この登山。景色も山も凄い素敵で、こんだけ辛くてもまた行きたくなっちゃうんだよなぁ。
さ、次いつ行こうかな!!??楽しみになってきました(笑)
観光も非常に盛んなんですよ。
麓には・・・
道の駅「白州」
甲斐駒ヶ岳から流れ出す水、皆さんポリタンクに詰めまくってます。
「南アルプスの天然水」そのものです。
我々も寄りましたが、次から次へと水が流れており、
渡辺さんも「これじゃ近所のスーパーで貰える水と同じだ」と言っておられましたが、まさにそのとおり。
汲み放題。凄く美味いですしね。

白州・尾白の森名水公園「べるが」
とにかく大きな公園で、温泉あり宿泊できバーベキューもできアスレチックもあり。
イベントも行われているみたいで、著名なアーティストも野外フェスという形で来ていたり。
何でもありという感じです。温泉は非常に良かったですね。

サントリー白州工場 言わずと知れたサントリー社の工場です。
西日本にも「山?」がありますが、東日本では「白州」が著名ですね。
工場見学も無料でできまして、山?で「山?」の試飲が出来るのと同様に、こちらでも「白州」の試飲ができます。
小淵沢駅からの無料送迎バスもあり、「白州」を試飲される方は電車で来ても大丈夫ですね。
こんな事書いていたら、飲みに行きたくなってしまいました。

山行日記に戻る