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裏妙義(御岳コース)



一言で言うと。

無謀な挑戦。

当時の職場の先輩に聞いて、「妙義の中では入門だから」というを鵜呑みにし・・・
確かに、時期が時期ならばそこまででもなかったかもしれませんでしたが。
明らかに時期を間違う・・・。
凍結だらけの岩稜コースのどれだけ危険なことか。
おまけに、ロープもアイゼンもハーネスも無し。
頼りの綱は、タオル3枚。

以後の反省材料に。
終始緊張の山行でした。
吊橋
上信越道の松井田妙義インターから20分程度?
JR横川駅からしばらく軽井沢方面に行くと、「麻芋の滝入口(吊橋)」という登山口が、「御岳コース」のスタート。
駐車場あります。ただし、この4月初旬の何と閑散としてることか。
麻芋の滝看板
一応、麻芋の滝までの案内あります。
麻芋の滝からが本番なんですけどね。
この滝を通過することから結構難易度高い・・・。
登山道入り口
登山道入り口です。結構整備されてるんですが、麻芋の滝からは荒れます。
七福神
七福神が祀ってあります。
まだこの辺はハイキングコース。
最初の鎖
最初の鎖はまだ易しいのですが、「山と高原地図」に「危険」マークあるとおり、
「滝側壁の鎖10m」は、横に這いつくばるように数m通過した後に、直角の鎖を2m登ります。
腕力の無い方だと、直角部分がちょっとツラい。
ここでキツいようだと、この先はやめた方がよいと思います。
大岩
ここはそんなに危ない場面ではないんですが、左側に落ちぬよう。
切れ落ちた崖と鎖
写真だと「うわっ・・・」となりますが、慎重に通過すれば問題なしです。
下見ると、怖いですが(苦笑)
鼻曲り
「鼻曲り」というスポット。
ここから見る横川駅方面が凄く綺麗。
標高がそこまで高くないけど、逆に好景観だったり。
安全な道も。
緊張だらけかと思えば、安全な道もあり、つかの間の安心感を得られます。
こんな場所は、あまり無いけど(苦笑)
産泰山
産泰山(うぶたいさん)だったかな・・・。直下の横川集落が良く見えます。
ルンゼ内ジグザグ
地図で「ルンゼ内ジグザグ」ってとこだったかな。
意外にキツい。初心者にとっては(笑)
ここらへんで、後ろから来たトレランの方が、ピッケルで凍った部分を叩き割って、引き返しっていきました。
トレランなのにピッケル持ってるって・・・?
祠近辺
この鎖場で休憩しました。
祠があり、岩場で雨風が防げますので、最悪ビバークも可能。
急そうに見えますが、そんなにキツい鎖でもなく、鎖使わなくても通過はできます。
キツいのは、この後の危険マーク3カ所。
3連鎖(下段キツい)
リッジ上鎖7m(振られやすい)
鎖ない岩場(背の低い女性だと、かなり高度感がある。)高所恐怖症の人はキツいだろうなぁ・・・

確かに、この3カ所は御岳コースでのキツいポイントかも。
御岳にて
御岳から見た「丁須の頭」。
映画のETみたいな形してるけど、人工物ではありません。
丁須の頭直前の鎖
丁須の頭直前の鎖。
この時期だと、御岳あたりから岩場に氷が・・・。
この時は、実は岩場よりも氷の方がかなり厄介な存在で、滑るのと格闘してました。
全く大した事ない平地でも、凍っていると通過するのに四苦八苦・・・。
そこで、活躍したのが・・・
ロープ代わりにタオルを3枚連結したもの。
丁須の頭
到着しました。丁須の頭
どうやってこの上まで登るの・・・?
今回の装備では、とても無理(苦笑) 写真の解説の通り、左側に一応鎖があるのですが、この鎖に手を掛けるだけでもかなり恐怖です。
登りは何とか行けても、下りでは、下の台座に降りるのに多少の動きをしないと、真っ逆さまに落ちます。
死亡事故も多発しているようで・・・。
危険な事はやめて下山です。
下り始める
さて、丁須の頭の台座でカップラーメンを食べて下り始めます。
このまま簡単な鍵沢コースを下って・・・もう緊張とはサヨナラ!!

さて。ここで大問題が発生しました。
北向きの斜面は凍っています。鍵沢は北向きの斜面。当然、「沢」がつくので、普段から水が流れてる。


鍵沢コースのスタートの岩場が、全面バリバリに凍っていて、とても下れない。
こりゃ、下るなんて死を意味する。もう無理だ。御岳コースを帰ろう。

同行した光田さんが鍵沢からの下山を試しに試みるが、全く無理。とても、下れるものではない。
諦めて、岩場の凍っている御岳コースをピストンして帰ることに・・・。
(スータローの両脚がつるというトラブルも重なり・・・)

焦っているとトラブルは続くもので、途中で枝尾根に入ってしまい、慌てて引き返したり・・・
散々でしたね(苦笑)
麻芋の滝の鎖を終えた時は、全員でもう安堵の表情!!
とにかく・・・一日中汗を握っていた山行でした(苦笑)
教訓として、4月の裏妙義はまだ凍っている岩場が多い。
初心者どおしで、ロープワークの「ロ」の字も知らずに岩場に行くべきではない。
せめてスパイクアイゼンくらいでも持参は必須。
妙義山は山岳救助隊というシステムは無い。
この他にも色々と得ることが。
あまりに緊張に晒されたからか、丁須の頭の台座で食事をした時の私の顔の老けていたこと・・・。
この後、ここよりも難易度の高い表妙義の半縦走を行いましたが、そちらはガイドとハーネス付き。
安心感が保障されていたので、この裏妙義の方が圧倒的に怖かったですね。
もう無謀な登山は辞めよう・・・と決めた裏妙義。
今後は登山計画からきちんと分析するように、心から誓ったことは、もう4年たった今でも覚えています(笑)

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